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Kichi's Journal吉のワイン⽇記

2022/10/16

吉　Kichi

ワインを造り、世界中のワインについて学び、そしてワインをこよなく愛するキツネの吉だよ。
世界中のすばらしいワインをみんなに知って欲しいと思っているんだ！
このブログでは、ブドウやワインのこと、生産国や歴史について、僕が知っているちょっとした豆知識を紹介していくね。

ワインの醸造家
エキスパート

美味しいワインを造るには原料であるブドウ選びが重要！ワインに合ったブドウを使って適切な方法で造る、素晴らしい香りのする天国のようなワイン。この記事では、何百種類もあるブドウの中から、僕がおすすめするブドウで造られた白ワインを紹介していくよ。

Contents

みんなは、世の中になぜこんなにたくさんの花が咲いているのか、考えたことはない？

僕は、その理由はブドウの品種が何百種類もあるのと同じなんじゃないかって思う。

今日はそんな数ある品種の中から「ヴィオニエ」「ルーサンヌ」「ソーヴィニヨン・ブラン」の3つの白ブドウ品種について紹介するよ！

ヴィオニエは一時的に絶滅しかけた白ブドウで、最近ますます人気が高まっているけれど、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの大量生産される品種に比べると、まだ希少な品種の一つ。

特徴はなんといってもその素晴らしい香り！

ヴィオニエからは、白桃、スイカズラの香りがする、まさに天国のようなワインが造られるんだ。

一方で、間違った使い方をすると、安物の香水や、匂いに酔ってしまうほど濃厚で油分の多い石鹸のような香りと味になってしまう。

また、ヴィオニエは黒ブドウとブレンドされることがあるんだって！パワフルなシラーに少しだけ質感を与えるために、ヴィオニエがブレンドされているワインがあるんだとか。

原産地	フランス、ローヌ地方北部
味わい	アプリコット、ライチ、チェリー、熟した桃、芳醇な果実味

ルーサンヌはマルサンヌとともに、ヴィオニエとブレンドされることが多い白ブドウ品種だよ。

ルーサンヌは珍しく、栽培が難しいことで有名で、マルサンヌよりも高品質なワインを生み出すといわれているんだ！

ルーサンヌという名前は、フランス語で「真紅」を意味する「ルー」に由来しているんだよ。ルーサンヌの特徴であるレンガ色の果皮を思い出してみて！

原産地	フランス、ローヌ地方北部
味わい	ハーブティー、ローストナッツ

ソーヴィニヨン・ブランはフランス語で「野生の白」を意味し、世界で最も栽培されている白ブドウ品種の一つだよ。

ワインをより複雑にするためにオーク樽で熟成させることもあるけれど、ほとんどのは若いうちに飲まれることが多いのが特徴だ。

ソーヴィニヨン・ブランは、カベルネ・フランと同様、有名な黒ブドウ「カベルネ・ソーヴィニヨン」の祖となる品種なんだよ！つまり、ソーヴィニヨン・ブランは「母」、カベルネ・フランは「父」、カベルネ・ソーヴィニヨンは「息子」ってことだね！

原産地	原産地フランス、ローヌ地方北部
味わい	青リンゴ、セロリ、レモングラス、ハーブ、アスパラガスの爽やかな香り。熟すと、イチジク、グアバ、パイナップルなど、よりトロピカルな香りが増す。

さあ、次はGrapeFoxの番だよ。

それぞれのブドウから造られたワインには、どんなラインナップがあるか紹介するね！

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