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人はなぜワインを飲むのか

 

僕たちはなんでワインを飲むんだろう。

素晴らしい風味を味わうためだったり、長い一日の後でくつろぐためだったりといった理由はわかりやすいよね。

他にも、ワインがどんな風に熟成するかどうかにワクワクするとか、年月を経て進化するワインを注意深く観察するのが好きって人もいるかもしれない。

どんな理由で飲むにしても、ワインが最も神秘的で格調高いアルコール飲料のひとつであるということには、誰もが納得すると思う。

一体それはなんでだろう。

 

ワインと人間社会

 

ワインは何千年もの間、人間社会の中で特別な位置を占めてきた。

例えば、古代ギリシャ人、エジプト人、メソポタミア人は、ワインを非常に価値のある、象徴的なものだとみなしていたんだ。

宗教的な儀式の中で用いられることも多かったことから、ワインを飲むという行為自体が神聖なものでもあったんだよ。

ワインは日常的な飲み物ではなく、神々への捧げ物だと考えられていたみたいだね。

ビールも宗教的用途に使われていたけれど、多くの古代文明では、研ぎすまされた知覚を得たり、ものごとを理解する情熱を掻き立てたりするためには、ワインが最もふさわしいとされていたんだよ。

ワインが特別な意味を持っていたもうひとつの理由としては、ビールとは違って、ワインは血の色に近い飲み物だからってこともある。

こうしたことから、ワインは限りなく象徴的な飲み物と考えられたのは自然なことだよね。

まとめると、古代からワインは魂を表すための道具で、それを飲むという行為自体に霊的な意味が込められていたってわけ。

 

ワインは酔っぱらうだけじゃもったいない

このように、ワインにまつわる話の裏側にはたくさんの歴史が隠れているんだ。

すばらしいワインを選び、扱いに気を付けて飲めば、きっと世界のことがよくわかるようになる。

ワインを飲むってことは、詩的な体験なんだ。

次々に展開する素晴らしい風味と特徴を味わうことで、まるで瞑想にふけるような心地になれるはずだよ。

 

芸術的体験としてのワイン

 

ワインを飲む目的があるとするなら(もちろん酔っ払う以外に)、芸術、つまりアートが僕たちに与えてくれる感覚や感情を再現するためだというのはどうだろう。

僕たちがよく知っているアートの形としては、文学、映画、建築、音楽、絵画、演劇、彫刻があるよね。

じゃあ、ワインもこの仲間に加えられると思う?

 

こう考えてみたらどうかな。

アートとは、背筋がしびれるような美しいシンフォニーだとか、今まで体験したことのない感覚を呼び覚ましてくれるような荘厳な絵画のこと。

アートは、読者が癒しと安らぎを見出し、思わず喜びの涙を流すような詩でもありえる。

アートは、広大な海や砂漠を旅して勝利を収めるといった壮大な物語だったり、暗闇を克服する可能性を秘めた魅惑的な写真だったりするかもしれない。

アートは、異次元への入り口でもあり、存在の掴みきれない真実を覗き込む鏡ともいえる。

アートは、陽気な喜劇でも表現できる。

アートはもしかすると、僕たちが創造の神々になるための唯一のチャンスかもしれない。

アートは全知全能であり、それでいてはかないものでもある。

つまり、アートは人生の真理を表現する最高の方法だってこと。

もしもアートがそういうものならば。

やっぱりワインも、アートだと言えるんじゃないかな。

 

これが僕にとってのワインだよ。

みなさんにとってのワインはどんなものかな?