アポストロスのおいしいクシノマヴロのワインをたっぷり味わった後、ちょっと早いけどお昼ご飯にしようと思って、テルマイコス湾に面した地元の魚料理レストランに向かったよ。

もちろん、追い払われないようにギリシャの地元の人の姿に変身してね。

タラマが大好きになった僕は、フェタチーズ、ギリシャ風ズッキーニのフライ、真鯛のカルパッチョを注文したんだ。

魚の盛り付けは、僕が今まで見たどんなモダンアート作品にも負けないほど見事だったよ。

テッサロニキの素晴らしい生産者『アスラニスワイナリー』

ギリシャ滞在最終日、僕はテルマイ湾（テッサロニキ）に面した小さな自治体、ネア・ミシャニオナ（Nea Michaniona）を訪れた。

そこでアスラニス（Aslanis）という、ギリシャでもとびぬけて素晴らしいワイナリーを見学したんだ。

アスラニスは、ワインメーカーであり家長でもあるラスカリス・アスラニス氏の名前にちなんで命名された。

彼は、愛妻シルモと元気な娘ヴィッキーとヘレンとともに、中央マケドニアが持つポテンシャルを表現するユニークな珠玉のワイン造りを目指しているのさ。

アスラニスのワインはすべてオーガニックでヴィーガン。ブドウの木はすべて、殺虫剤や除草剤を一切使用せずに栽培されている。

ワイン栽培とワイン造りに一切手を加えないことで、太陽と海の両方から祝福のキスを贈られたようなテルマイコス湾のテロワールを真に表現したワインができるんだ。

ギリシャの旅を終えて

僕はこの素晴らしい国の旅を堪能してきた。

ギリシャの人々のホスピタリティと素晴らしい料理に感動がとまらないよ。

ギリシャワインの質の高さと、不可能を可能にしようと努力する地元のワインメーカーたちの情熱には、本当に心を打たれたよ。

このような仕事をするためには、才能あるワインメーカーと、ギリシャのような歴史のある国に古くから存在する素晴らしいブドウの両方が必要なんだ。

前に書いたように、ギリシャのワインをフランスのワインと比べるのは間違ってると思う。

どちらもそれぞれに美しく、意味のあるものなんだ。

あえて言うなら、ギリシャワインはパラダイム・ブレイカーとでも言うべきもので、僕たちのワインに対する先入観を覆してくれるよ。

でももしあなたがオープンな心を持っていて、古代から続くブドウそのものを体験したいと思うなら。

そしてワインを一口飲むたびに、歴史、文化、そして太古の過去が響き渡る体験を望むなら。

ワインの世界では、ブドウがいかにその土地や土地の感覚を封じ込めるかについて常に語られていて、これはテロワールと呼ばれる（僕は錬金術とも言っているよ）。

正直で、率直で、大地に根ざしたギリシャワインは、ギリシャの人々そのものなんだ。

GrapeFoxの次なる冒険

そして、僕が伝えたいビックニュースとは！

そう！GrapeFoxはこの素晴らしいアスラニスのワインを日本のみなさまにお届けするよ！

日本が暑く、みんなの喉が乾き切っていることにお届けできると思うから、楽しみに待っていてね！

Yamas! — ギリシャに、カンパイ！