美味しいワインを造るには原料であるブドウ選びが重要!ワインに合ったブドウを使って適切な方法で造る、素晴らしい香りのする天国のようなワイン。この記事では、何百種類もあるブドウの中から、僕がおすすめするブドウで造られた白ワインを紹介していくよ。
2026/03/27

ワインを造り、世界中のワインについて学び、そしてワインをこよなく愛するキツネの吉だよ。
世界中のすばらしいワインをみんなに知って欲しいと思っているんだ!
このブログでは、ブドウやワインのこと、生産国や歴史について、僕が知っているちょっとした豆知識を紹介していくね。
食とワインを通してギリシャ文化に触れる特別な夜。メゼ料理と個性豊かなギリシャワインが織りなす、自由で直感的なペアリングディナーの開催レポートです。
食とワインは、人々の生活のまさに根幹を成すものです。
食とワインを通して、私たちは味覚や感性の機微だけでなく、歴史の輪郭や芸術の表現、そして何よりもアイデンティティの本質に触れることができます。
未知の世界に、これほど直接的で楽しく浸れる手段は、なかなか他にないのではないでしょうか。
GrapeFoxは、この理念を体現するために、櫻慶子さんが主宰するプライベートクッキングスタジオ「さくらキッチン」さんとの、ユニークで思い出深いコラボレーションを実現しました。
今回はギリシャ流のペアリングを採用しました。
それぞれの料理に合わせて、1皿1皿ワインを選ぶという発想は、実はフランスならではのものです。ギリシャでは、食卓にはメゼと呼ばれるさまざまな料理が一度に並びます。
フムスやザジキなどのディップ、パン、オリーブオイルで和えた野菜、そしてもちろんチーズ。なかでもフェタチーズは、ギリシャの食卓に欠かせない定番です。
メゼでは、料理全体を通して1種類か2種類のワインを楽しむのが一般的です。
それぞれの料理にぴったりのワインを細かく選ぶ、という考え方はあまり浸透していません。
ギリシャ料理を一度味わえば、その理由がよくわかります。
ギリシャ料理の魅力は、新鮮さ、シンプルな味付け、そしてスパイスの絶妙な使い方にあります。
そしてギリシャワインもまた、その特徴を自然に映し出しています。
アルコール度数は比較的控えめで、ほんのり塩味を感じさせ、ハーブの香りがあり、いきいきとした果実味が印象的です。
ギリシャワインは、白でも赤でも、多くの場合、食卓を軽やかに彩ってくれます。
その調和のとれ方は、時にひとつの“型”のように感じられるほどです。
ギリシャ流の食事を楽しみ、ワインと料理のペアリングを、もっと自由で、オープンで、直感的に楽しんでいただけたらと思いました。
このスペシャルディナーは、慶子さんの卓越した料理の腕前があってこそ実現しました。
これらの料理の多くが初挑戦だったと聞くと、その素晴らしさには改めて驚かされました。

チーズを詰めたセイボリーペイストリー。繊細なフィロ生地で包み、こんがりと焼き上げます。外はサクッと、中はやわらかく塩味が効いています。今回はチーズの甘みを引き立てるハチミツを添えてお楽しみいただきました。
伝統的なほうれん草パイのアレンジで、ほうれん草、フェタチーズ、ハーブをカスタードのようなフィリングに混ぜ込み、パイ生地で包みました。ギリシャらしさとキッシュの食感がうまく融合した一品です。
外はカリッと、中はふんわりとした小さな揚げ菓子。今回はバニラアイスクリームを添えて提供しました。甘く贅沢な味わいで、この日の締めくくりにぴったりの一品です。

Kanakaris Winery 10³ マラグジア 2023
Aslanis Family Winery キドニツァ 2023
Aslanis Family Winery リムニオ 2022
Artisans Vignerons スキフォス クシノマヴロ 2021
このメゼのコンセプトは大成功でした!
ゲストのみなさまそれぞれが自分好みの料理とワインの組み合わせを見つけ、各々の楽しみ方を堪能してくださったように思います。
最後に、慶子さんはゲストのみなさまに、その夜のベストワインに投票するよう呼びかけました。
その夜はKanakaris Winery 10³ マラグジア 2023が圧倒的な人気を集めましたが、みなさまそれぞれお好きなワインを見つけてくださったようで、とても嬉しい結果となりました。
夕食のあいだには、ギリシャの地理や言語、神話、名所旧跡、そして文化全般について、みなさまからの質問にお答えする時間もありました。
冒頭で触れた通り、食とワインはそれ自体が目的ではなく、より豊かな世界へとつながる入口でもあります。
この夜を忘れられないものにしてくださった「さくらキッチン」の櫻慶子さん、そしてご参加いただいたゲストのみなさまに心より感謝申し上げます。
GrapeFoxのギリシャワインを美味しい料理とともにご紹介し、さらにギリシャの数千年にわたる歴史の一端を日本で共有する機会をいただけたことに、深く感謝いたします。